波間に漂う聖書
江戸時代後期、佐賀藩の家老・村田若狭守政矩(むらたわかさのかみまさのり)は、長崎港で警備の任に当たっていた。その時、油紙に包まれ、海に浮かんでいた一冊の書物を手に入れる。それは、英語で印刷された聖書だった。取り締まるべく禁教の教典・聖書を読んだ村田は、逆にイエス・キリストの虜になった。
江戸時代後期、佐賀藩の家老・村田若狭守政矩(むらたわかさのかみまさのり)は、長崎港で警備の任に当たっていた。その時、油紙に包まれ、海に浮かんでいた一冊の書物を手に入れる。それは、英語で印刷された聖書だった。取り締まるべく禁教の教典・聖書を読んだ村田は、逆にイエス・キリストの虜になった。