冬の海の漁で遭難した兄たち。不幸が続くわが家のうわさをする人目を避け、つらい気持ちで歩いていた私に、キリストは目を留めてくださった。久しぶりの故郷で響いた声は。

「信仰で生きたい」という真剣な思いを友人にわかってもらえず、価値観が揺らぎ神をさえ否定するように。そんな心が変わったきっかけは、信頼していた姉の、突然の自殺……

自由な空気の海外で育ったのに、日本の学校は決まった型にはめられていくようで……。でも神様に愛されている自分を発見すると！　母親となった今、子供たちに伝えたいことは。

まだ畑に植えられない育成不十分なトマトの苗を見て、ポッと思い浮かんだキリストの言葉が、背伸びして挫折（ざせつ）して自律神経を病んだ心にしみ込んで。

母が天で執り成してくれるように感じた霊的な体験をするも、「自分は信仰に向いていない」と思い、映画監督の夢を追いかける日々。しかしある時、不思議な夢を何度も見て……

仕事の失敗で借金に苦しみ、70歳を過ぎて大病をし、奇跡的に立ち上がったからこそ今、キリストに生かされている喜びは大きい。だから、伝えたいことがある。

母が自ら命を絶ったという、突然の知らせ。「どうして……」と解決できない思いのまま年月を経たある日、夢の中で母から手紙が届いて……

大手企業で取締役としてバリバリ働き、大変なところを通っても神様に祈りつつ、助けられてきた。でも私の人生、このままでいいんだろうか……

農業にあこがれ、花嫁移民でブラジルに来たけれど、想像以上に大変な毎日。胸中をすべて短歌に託していた多田さんの心に、やがて大きな変化が。